ブキっちょへの道

ASD×HSPでぶきっちょな体質をブキに磨き上げていくまでの日々をつづります

【ヒステリー球とは?】筆者の実体験をご紹介

 

「ヒステリー球」とは?

 

初耳の方がほとんどなのではないでしょうか?

 

カンタンにいうと、

 

「過度のストレスで喉の筋肉が緊張し、息苦しさを感じる症状」

 

のこと。

 

更年期の女性に発症しやすい症状のようですが、

 

1年ほど前に筆者も

 

「ヒステリー球」を発症したこともあり、

 

若者や男性も無縁ではありません。

 

 この記事では自分の実体験を語ります

 

ネットを読み漁り、

 

さまざまな解決法を繰り返し試しました。

 

上を向いて喉の筋肉をストレッチしたり、

あくびみたいにのどをがばっと広げてみたり、

たくさんうがいをしてみたり、、、

 

残念ながら、一瞬で解消してくれる魔法のような治療法には

 

まだ巡り合えていません。

 

ですので、

 

「○○したら治った!」「〇〇が効く!」といったお話は

 

まだできません。(見つかったら必ず報告します)

 

 

 

 

ですが

 

 

同じ悩みを抱えている方が僕の記事を読んで

 

自分だけじゃない、だから大丈夫。

 

と安心してくれたらいいなと思って

 

この記事を書いています。

 

また、あなたがヒステリー球じゃなくても

 

悩みを抱えている人の存在を知ってもらえたらと思います。

 

と、、

 

少し堅苦しいお話になりそうな予感がしたので、

 

ここで一旦

 

「ヒステリー球」を「タマちゃん」と親しみを込めて呼ばせていただきます(笑)

 

 

それでは、

 

タマちゃんとの物語、はじまりはじまり。

 

タマちゃんとの出会い

 

1年半ほど前のお話。

 

新入社員として働き始めた僕は

 

順調に仕事を覚え、簡単な事務作業を任せてもらえるようになっていました。

 

そんなある日、

 

上司から何気ない一言をかけられました。

 

 

「お、最近がんばってるねー。今週金曜の定例で30分発表お願いするから資料よろしくね~」

 

「はい、承知しました。」

 

(なんやて・・・!)

 

 

若手は黙々と事務作業をやるものだと思っていた最中、 

 

突如告げられた地獄のような指令。。

 

 

筆者は人前で話すことが大の苦手!

 

大勢の前に立つと途端に頭が真っ白になってしまいます。

 

演劇のように、決められたセリフを一字一句話すのは得意なんですが、、、

 

瞬発力とアドリブを求められるスピーチは最初こそスムーズに話せても、

 

一度つっかえると頭がさーっと真っ白になり

 

えー、あのー、えっとーーーー・・・

 

頼りない日本語が口から洩れる始末。。

 

とてもみじめな気持ち。。

 

 

さらに悲惨なのが

 

コロナ禍の会議はすべてオンライン。

 

入社してからずっとテレワークなので、参加者の顔すらまともに知りません。

 

聞き手が何を考えているのか読めない状況は

 

緊張をさらに高めるのです。

 

上司からキラーパスを授かった僕は

 

のどの先まで出かかった心の叫びをゴクリと飲み込み、

 

「はい、かしこまりました」と一言・・・

 

 

このとき

 

タマちゃんがノドの奥でひっそりと頭をもたげていたのです。

 

タマちゃんとの生活が始まる

同日、いつも通りPC作業をしていると・・・

 

なんだ?

 

のどに違和感を感じ、手をあててみる。

 

ぽこっと出た喉仏は、いつもどおり。

 

けど何だろう、

 

のどに飴玉が詰まったような感覚。

 

唾を飲み込んでみる。

 

飲み込めるし、痛くもない。

 

けど、ナニモノかが喉に居座り続けている感覚。

 

ぐぐる・・・

 

 

 

www.kracie.co.jp

 

 

 

!!!

 

「喉の異物感」

 

 これだ!

 

どうやら「ストレス」が関係しているらしい

 

読み進めると、

 

次のような人が発症しやすいらしい 

 

「何かを言いたくても言えない」

「いやな思いをしても我慢してしまう」

「普段からストレスが発散するのが苦手」

 

ぜんぶ、おれだ!!

 

思い返してみると、

 

僕の人生は言いたいことが言えずに苦しむばかり。

 

どうやら

 

日頃ストレスに耐え、

 

発散できず弱り続けていた僕のノドに

 

タマちゃんが気に入り、

 

そのまま住み着いてしまったらしい・・・

 

 

タマちゃんとの共同生活は思ったよりしんどい

 

「なーに、のどがちょっときゅっとするだけでしょ、痛くないし大丈夫大丈夫」

 

タマちゃんは普段、そこに居続けるだけで

 

とくに悪さはしないのです。

 

 

ただ、ふとした瞬間、感じる違和感。

 

心の声を我慢し、喉奥に押しやった瞬間、

 

違和感は大きく、ひどくなっていくのです。

 

人の目線を過剰なほど気にしてしまうHSP特性も手伝って、

 

友達や家族にも辛さを打ち明けられず、

 

言いたいけど、言えない。

 

ごくりっ。

 

また一つ、自分の声を飲む音。

 

ごくりっ

ごくりっ

ごくりっ。

・・・

・・・

 ・・・

 

 

苦しい・・・

 

 

ヒステリー球を通して学んだこと

 

ヒステリー球は、

 

命にかかわる大病ではないものの

 

根気よく治していかないといけない病です。

 

また、ヒステリー球は身体ではなく心の病です。

 

心の病なら、心を治療してあげなければいけませんよね。

 

 

けど、どうやって治したらいいの??

 

半分涙目になりながら、神にすがる気持ちでネットを漁りました

 

もう、マッサージは聞き飽きたよ。どうせ治らんし。。。

 

ん?

 

ふと、ある女性ブロガーの記事が目にとまる

 

www.mazimazi-party.com

 

自身の手の多汗症を公言し、

「手汗」のせいで味わった苦悩を赤裸々につづったブログ。

 

以下、一部引用させていただきます。

好きな人と手も繋げない。

握手を求められるのが怖い。

気軽に人とハイタッチすらできない。

自分が触ったものを人に貸すのを躊躇してしまう。

電車のつり革をつかむのが申し訳ない。

 

わたしと同じように多汗症で悩んでいるみなさん。

誰にも言えずに悩んで苦しんで、つらい思いをしている人はネットで探してみるとたくさんいます。

もしあなたが今多汗症でつらい思いを持っているのであれば、その思いを書きなぐってみてください。ブログでも日記でもなんでもいいです。

誰にも見せなくてもいいし、わたしに見せてくれてもいいです。

書き出すことで少しずつ冷静に、多汗症と向き合えるようになるかもしれません。つらい思いをしたのはあなただけではないということを知ってほしい。わたしも、一緒にがんばっています。

 

僕は無心になってそれを読みました。

 

そして、泣きました。

 

 

泣いたのは、

 

この方がかわいそうだからではなくて、

 

自身のコンプレックスに向き合い発信し続けることで

 

救われる人がいる事実を知ったから。

 

 

彼女の記事には、同じように「手汗」に苦しむ人たちから

 

「ありがとう」のメッセージをたくさん届いたといいます。

 

現に、自分も彼女に励まされた人のうちの一人です。

 

 

こういう人に自分もなりたい。

 

 

こうして、いま「ヒステリー球」について書き綴っています。

 

 

自分のトラウマを深堀り、そこにメスをいれるのは

 

書き始める前の予想に反してとても苦しいものですね。

 

 

けれど、このブログの先にいる苦しむ方に

 

コンプレックスの形は違えど 

 

弱みを抱え、必死にもがいている人もいるんだよ。

 

一人じゃない。

 

だから一緒にがんばろうよ。

 

そう伝えたいです。

 

*** 

 

これからは、「ヒステリー球」を皮切りに

 

僕が抱えるトラウマ、コンプレックス、秘密を

 

少しずつ書いていく予定です。

 

筆者は人に言えないことをたくさん抱えて生きてきました。

 

  • 大勢の人とのコミュニケーションに難を抱え、ASDグレーゾーンの診断を受けている。
  • 言語化が苦手
  • 自己肯定感が低く、恋愛依存症
  • 幼少期から不眠体質

 

 

全て書き続けた暁には

 

人に言えないことでパンパンになった心と喉が軽くなり、

 

「タマちゃん」にお別れを告げられる日がくるのではないか?

 

そんな淡い期待を胸にいただきながら。

 

 

そして、

 

一人で悩み苦しんでいた方がこの記事を見つけ、

 

仲間がいることに安心してくれたり、 

 

時にくすっと笑ってもらえることを信じて・・・

 

 

 

 

 

***